SMBCコンシューマーファイナンス(旧プロミス)からの予期せぬ請求通知。「本当に支払わなければならないのか」「過去の借入れに関する請求を今になって受けるとは」など、戸惑いを覚える方は少なくないでしょう。

しかし、こうした事態にも効果的な対処法があります。特に注目したいのが「時効援用」という法律上の制度です。この制度を活用することで、古い債務から解放される可能性があります。

この記事では、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社(旧:プロミス)から書類が届いて無視した場合のリスクや注意点と時効援用手続きや債務整理で適切な対処方法を解説していきます。

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社とは

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社(旧名:プロミス)は、東京都江東区豊洲二丁目2番31号のSMBC豊洲ビルに本社を構える、三井住友フィナンシャルグループの完全子会社です。

テレビCMでもよく見かけるため、全国的に知名度の高い消費者金融の一つと考えられます。2012年7月にプロミス株式会社からSMBCコンシューマーファイナンス株式会社に商号を変更しましたが、「プロミス」というブランド名は引き続き使用されています。

吸収合併に伴い、以前アットローンや三洋信販(ポケットバンク)を利用していた方々の債権は現在、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が引き継いで請求を行っています。また、三井住友銀行のカードローンの保証会社としての役割から、代位弁済後にSMBCコンシューマーファイナンス株式会社が銀行に代わって債権者として請求する場合もあります。

さらに、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社への支払いを長期間滞納した場合、債権がアビリオ債権回収株式会社という債権回収会社に譲渡されることもあります。
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社は、指定信用情報機関であるCIC(株式会社シー・アイ・シー)およびJICC(株式会社日本信用情報機構)に加盟しています。

【会社概要】
商号:SMBCコンシューマーファイナンス株式会社(英訳名 SMBC Consumer Finance Co., Ltd.)
設立:1962年(昭和37年)3月20日
住所:〒135-0061 東京都江東区豊洲二丁目2番31号 SMBC豊洲ビル
TEL:03-6887-1515(代)
督促の電話番号:0120-990-311 など
事業内容:貸金業・保証業
登録番号:関東財務局長 第00615号
URL:https://www.smbc-cf.com/

プロミス以外の金融会社名

プロミスの債権以外に下記債権などの請求もあります。
・三洋信販(ポケットバンク)を吸収合併した債権
・アットローンを吸収合併した債権
・三井住友銀行の保証分の求償債権 など

関連会社アビリオ債権回収株式会社との関係

プロミス・三洋信販・アットローンなどのSMBCコンシューマーファイナンスから借入をした後、返済が滞ると、その債権がアビリオ債権回収という会社に移ることがあります。その際は、返済に関する対応窓口がアビリオ債権回収に変更となり、支払いの案内もアビリオ債権回収から届くようになります。なお、債権譲渡の際は正式な通知が必要とされているため、この手続きが正しく行われているか確認することが必要です。

SMBCコンシューマーファイナンスからくる督促の方法

支払いが遅れると、SMBCコンシューマーファイナンスから請求の連絡が届くことがあります。こうした突然の連絡に困惑し、どのように対応すべきか悩む方も多いでしょう。驚きや不安を感じることもあるかもしれません。しかし、まずは冷静になり、状況をしっかりと理解し、適切な対応を心がけることが重要です。

SMBCコンシューマーファイナンスは、以下の方法で連絡を行います。

電話による連絡

■電話での連絡先:0120-990-311
SMBCコンシューマーファイナンスからの請求に関しては、主に電話を通じて連絡が行われることがあります。
この際、0120-990-311からの電話は、同社からのものである可能性が高いです。
この電話番号は、通常、返済が遅れている場合や支払いに関する確認が必要な場合に使用されることが一般的です。

■電話の内容
SMBCコンシューマーファイナンスからの電話は、通常以下のような内容で連絡が来ます。
・返済の催促
支払い期日を過ぎた場合、速やかな返済を求める連絡が入ることがあります。この際、未払いの金額や次回の支払い期限などが通知されることが一般的です。
・返済プランの相談
返済が厳しい状況にある場合、担当者から返済計画の見直しや相談を提案する連絡があることがあります。
・契約内容の確認
何らかの理由で契約内容に変更があったり、更新が必要な場合には、その説明や確認を目的とした連絡が入ることがあります。

■電話がかかってきた場合の対応方法
電話を受けた際は、まず発信元がSMBCコンシューマーファイナンスであるかどうかを確認しましょう。近年では、SMBCコンシューマーファイナンスの名前を騙って詐欺行為も発生しているので注意が必要です。もし不明な場合は、公式ウェブサイトや問い合わせ窓口を利用して確認することをお勧めします。受けた連絡の内容や日時をメモしておくことで、後の対応がスムーズになります。

請求内容や返済に関して疑問がある場合は、慌てずに詳しい情報を確認し、不安であれば借金問題に詳しい、弁護士や認定司法書士に相談することが良いでしょう。

手紙やハガキによる連絡

SMBCコンシューマーファイナンスは、債務者への連絡手段として、電話以外にも書面での通知を行っています。具体的には、手紙やハガキによる郵送での連絡があり、これらには電話での案内よりも詳しい情報が記載されることが一般的です。

■郵送物には、以下のような内容が含まれます。
・返済に関する具体的な案内
・支払いの催促
・その他重要事項の通知
特に、支払いが大幅に遅れている場合や、重要度の高い連絡事項がある際には、書面による通知が優先して使用されることが多いのが特徴です。

■よく見かける手紙やハガキのタイトル
SMBCコンシューマーファイナンスから送られる手紙やハガキには、以下のようなタイトルがよく見られます。これらのタイトルから、手紙の内容を大まかに理解することが可能です。

「ご返済のお願い」
・支払いが遅れている際に送られ、未払い金額や返済期限が含まれています。

「重要なお知らせ」
・延滞が続いている場合や債権譲渡に関する情報が書かれていることがあります。法的手続きについても触れられている可能性があります。

「最終通知書」
・ 繰り返し連絡が取れない場合に送付される書面で、法的措置の可能性についての警告が含まれています。

「契約内容の変更に関するお知らせ」
・契約に関する更新や変更が生じた際に送られる案内です。

「返済計画のご相談のお願い」
・返済が難しい状況にある方に向けて、支払い計画の見直しや相談を促す内容です。

■手紙やハガキが届いた際の対応方法
郵便物が届いたら放置せず、その内容を慎重に確認し、特に返済期限や金額に注意しましょう。手紙やハガキは保管しておくことが重要で、後から確認や相談する際に役立ちます。
もし内容に不明な点があったり、どのように対応すればよいかわからない場合は、専門家(弁護士や司法書士)に相談することをおすすめします。

手紙やハガキには重要な情報が含まれていることが多いため、見逃さずに適切に対応することが必要です。「最終通知書」や「重要なお知らせ」は特に法的リスクを避けるために迅速な行動を取ることが求められます。

自宅訪問

支払をしたくてもできないとき、自宅や職場に訪問されるのではないかと心配になる方も多いでしょう。
SMBCコンシューマーファイナンスからの請求に対して多くの人が気にするのが、自宅訪問や職場訪問があるかどうかです。しかし、基本的に言えば、そのような訪問が行われることはほとんどありません。SMBCコンシューマーファイナンスは主に電話や郵送を通じて請求や案内を行っており、通常の債務回収において直接訪問することは無いとされています。ただし、非常に稀なケースですが、すべての連絡方法(電話や郵便)が無視された場合に限り、訪問の可能性が検討されることがあります。

SMBCコンシューマーファイナンスから書類が届いた時の対処法

SMBCコンシューマーファイナンスから突然書類が届いたとき、心当たりがない場合は不安を感じるかもしれません。しかし、慌てずに冷静に内容を確認し、必要な対応を取ることをお勧めします。

届く書面のタイトル

SMBCコンシューマーファイナンスから送られてくる書類には、主に「請求書」「催告書」「和解勧告書」といったタイトルが含まれることがあります。これらの書類は、支払いの催促や和解の提案など、債務に関する情報が記載されています。

■詳細は以下の通りです。
請求書:未納金や返済期限などを記載し、支払いを促すための通知です。
催告書:支払いの遅延を指摘し、早急な支払いを求める文書です。
和解勧告書:債務名義(判決や支払督促など)が取得された際に、和解の提案を行う書類です。
その他にも、契約内容や債務名義に関連する事件番号が記されていることもあります。これらの書類は内容をしっかり確認し、必要があれば相談窓口に連絡することが大切です。

内容の確認

SMBCコンシューマーファイナンスから送付される書類は、一般的に催告書や請求書であり、支払いを促す内容が含まれています。書類を確認する際は、最終返済日や5年が経過しているかどうか、また裁判が起こされたことがあるかをチェックし、時効の援用が可能かどうか検討することが重要です。

■書類確認時のポイント
最終返済日の確認:最終返済日から5年が経っているかどうかを確認しましょう。5年以上経過している場合、時効の援用を検討できる可能性があります。
裁判歴の確認:裁判を起こされたことがある場合、裁判の確定日から10年が経っていないと時効の援用が認められません。
書類の種類の確認:催告書や請求書の種類によって内容が異なります。未払い金額や支払期日、支払いを促す内容が含まれていることが多いです。
時効の援用について:時効の援用が認められると、支払義務が消滅します。
※書類が届いた場合、直接ご自身でSMBCコンシューマーファイナンスに連絡をする前に、届いた書類を手元に持ち弁護士や認定司法書士の無料相談窓口で相談したり、アドバイスを受けると良いでしょう。

■具体的な書類の種類
催告書:支払いを促す内容で、未払い金額や支払期日が記載されています。
請求書:借入金額、利息、返済金額などの詳細が示されています。
弁護士事務所からの書類:弁護士が請求を行っている場合、事務所名や連絡先が記載されています。

■注意すべき点
時効の援用を成立させるためには、内容証明郵便で時効援用通知書を送付する必要があります。また、債務の承認(返済についての話し合いや部分的な支払いなど)は、時効の期間を中断させる要因となることがあります。

架空請求や詐欺に払わない

SMBCコンシューマーファイナンスからの書類が届いた場合でも、それが正当な請求であるとは限りません。最近、詐欺や架空請求の手法が巧妙化しており、債権回収業者を名乗る悪質な業者による不正請求が増加しています。このような状況では、支払いの義務はありませんので、冷静に対応することが重要です。

以下の4つのポイントを確認し、不正請求かどうかを見極めましょう。

ポイント①:書類に記載された会社情報の確認
請求書に記された会社名や連絡先を公式情報と対比して確認してください。例えば、「SMBCコンシューマーファイナンス」の場合、正規の連絡先やフリーダイヤル(例:0120-990-311)が使用されているかを確認することが重要です。住所や電話番号が不明確な場合は、注意が必要です。

ポイント②:債権者の情報が記載されているかの確認
正当な請求書には、「債権者名」と「未払い金額」が明確に記載されています。これらの情報が不明瞭または全く示されていない場合、架空請求の可能性が高まります。

ポイント③:強引な支払い要求には警戒
「今日中に支払わなければ法的措置を取ります」といった強圧的な要求は、詐欺の可能性が非常に高いです。通常、正当な金融機関は、冷静な手続きを踏んで対応します。

ポイント④:通知手段に懸念を持つ
一般的に金融機関からの連絡は正式な書面や電話を通じて行われます。しかし、メールやSNSメッセージでの請求通知には、詐欺のリスクが高いので注意が必要です。

判断が難しい場合

請求書に書かれた連絡先は使わず、必ずSMBCコンシューマーファイナンスの公式サイトに掲載されている正規の連絡先を通じて、請求の事実確認を行うことをお勧めします。

未払いがある場合は、一人で悩まず、法律の専門家である弁護士や認定司法書士にご相談ください。請求内容に不審な点を感じたり、支払いの妥当性について判断に迷う場合も、専門家のアドバイスを受けることで適切な対応が可能です。

SMBCコンシューマーファイナンスへの支払い不能時の危険性

では、SMBCコンシューマーファイナンスからの請求が正当なものであり、実際に未払いの金額がある場合、支払いを放置するリスクについてお話しします。

SMBCコンシューマーファイナンスからの電話や手紙を無視し続けると、状況がさらに悪化し、法的手続きが進む可能性があります。一時的に連絡を避けても問題は解決しないため、最終的には大きな負担を背負うことになるかもしれません。

訴訟関連書類が送付されるおそれ

SMBCコンシューマーファイナンスからの請求に対して無視を続けると、「法的手続きを準備します」や「法的手続きに進まざるを得ません」といった通知が届く可能性があります。
ここで言う法的手続きとは、主に裁判や差し押さえなどのことを指します。

裁判を起こされる可能性

請求書が届いたまま放置していると、SMBCコンシューマーファイナンスから裁判手続きが始まる可能性があります。その際、裁判所より「訴状」や「支払督促」といった書類が送付されます。これらに対して何の対応もせずに放置すると、SMBCコンシューマーファイナンスの主張がほぼそのまま通ってしまいます。

訴訟の場合は「判決」が下され、支払督促の場合は「仮執行宣言付き支払督促」が発行されます。反論する余地があっても、借金の期限が過ぎているなど特別な理由がない限り、お金を支払う義務が生じます。

給料などの差し押さえ

SMBCコンシューマーファイナンスは、裁判所から判決や支払督促(仮執行宣言付き)を受けると、法的な強制執行を申し立てることができます。強制執行の主な手段は「差押え」であり、以下の3つが主な対象です。

■給与差押え
・原則として手取り月収の1/4まで差押え可能
・月収44万円超の場合、33万円を超える部分を差押え
・会社に差押え通知が届くため、職場での立場に影響する可能性あり

■預貯金差押え
・債務額以下の残高なら全額差押え対象
・突然の口座凍結により日常生活に支障が出る可能性あり

■資産差押え
・不動産、自動車などの財産も対象
・換金可能な資産は原則として差押え可能
このような強制執行は、債務者の生活に大きな影響を及ぼす可能性があるため、早めの債務整理や返済計画の見直しを検討することが重要です。

SMBCコンシューマーファイナンスからの請求で困ったときの解決法

SMBCコンシューマーファイナンスへの支払いを滞納し続けると、最悪の場合、財産の差押えにつながることがあります。一度、給与や銀行預金が差し押さえられてしまうと、弁護士や認定司法書士に相談して債務整理を行っても、差し押さえられた財産を取り戻すのは極めて困難です。

また、給与の差押えを解除してくれる債権者は非常に少ないです。債権者は、債務整理を経て支払いを受けるよりも、給与を差し押さえることで確実に債権を回収できるためです。

このような事態を避けるためにも、SMBCコンシューマーファイナンスからの支払い請求に応じることが難しい場合は、早めに法律の専門家(弁護士・認定司法書士)に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、適切な解決方法を見つけることができます。

5年以上取引していない時効制度で債務解消

「プロミス・三洋信販(ポケットバンク)・アットローンなどで未払いがあり、SMBCコンシューマーファイナンスから請求が来ているが、何年も支払っていない」と思っている方は、支払いを免れられる可能性があるかもしれません。もし最後の支払いから5年以上経過している場合、消滅時効を「援用」することで借金を免除してもらえる可能性があります。消滅時効の「援用」とは、「この借金は時効が成立しているため、支払いは行いません」とSMBCコンシューマーファイナンスに通知することを意味します。

ただし、ただ時間が経っただけでは消滅時効は適用されません。例えば、SMBCコンシューマーファイナンスが判決を取得している場合、時効のカウントはリセットされます(これを「更新」と呼びます)。また、債権者からの請求に対して少額でも支払ったり、「もう少し待ってほしい」と言ったりすることで、借金の存在を認める行動を取った場合も、時効のカウントが再スタートしてしまいます。

したがって、「時効の可能性がある」と感じた方や「時効が適用されるか不明」と思われる方は、SMBCコンシューマーファイナンスに連絡する前に、借金問題に詳しい弁護士や認定司法書士に相談することをおすすめします。

■支払いが困難な場合、条件が整えば「時効援用」の手続きが利用できる可能性があります。
ここでは、時効援用の概要、条件、手続きについて詳しく説明します。
・時効援用とは 「時効援用」とは、一定の期間が経過した債務に対して「消滅時効」を主張することにより、支払い義務を消滅させる法的手続きです。この消滅時効が成立すると、債務者は請求された金額を支払わなくて済むようになります。

債務には法定の時効期間があり、例えば個人の借金やクレジットカードの未払いは原則として5年で時効が適用されます。しかし、時効が成立しても、債務者が「時効を援用する」という意志を明確に示さなければ、その効力は発生しません。

■時効援用ができる条件
時効援用を行うためには、以下の条件を満たす必要があります。
条件①:時効期間が経過していること
原則として、最後の支払い日または契約更新日から5年(商取引に基づく債務の場合は10年)が経過している必要があります。

条件②:時効が中断していないこと
債権者が裁判を起こしたり、債務者が借金の一部でも支払った場合、時効は中断されます。この場合、時効期間はリセットされて、新たにカウントが始まります。

条件③:債務者が時効援用の意志を示すこと
債務者が「時効を援用する」という意志を正式に示さなければ、たとえ時効が成立したとしても、その効果は認められません。したがって、時効援用手続きを行う必要があります。

法的手続きで借金や返済の負担を軽減させる

SMBCコンシューマーファイナンスからの請求に応じないでいると、法的手続きに発展し、給与や預金の差し押さえにつながる可能性があります。直接交渉を試みることは心理的なハードルが高く、特に取引から5年以上が経過しているケースでは、安易な対応が時効の中断を招くリスクもあります。

このような状況では、法律の専門家である弁護士や認定司法書士への相談がお勧めです。債務整理を依頼することで、専門家が「受任通知」を通じてあなたの代理人となり、債権者からの直接的な接触を防ぐことができます。また、他社への借入れがある場合も、総合的な解決策を提示してもらえます。

多くの法律事務所では無料相談を実施しているため、経済的な負担なく専門家のアドバイスを受けることが可能です。SMBCコンシューマーファイナンスから督促を受けている方は、個人での対応は避け、まずは専門家に相談することをお勧めします。これにより、適切な解決への道筋を見出すことができるでしょう。

自分で交渉を行う

弁護士や認定司法書士へ依頼すると費用が発生するため、自力での交渉を検討される方もいるでしょう。一括返済が困難な状況でも、返済の意思をお持ちの方は、まずSMBCコンシューマーファイナンスへご連絡してください。実現可能な返済プランを率直に相談し、対話を重ねることで、分割払いの設定や延滞利息の調整など、状況に応じた柔軟な対応を検討してもらえる可能性があるかもしれません。

家族や職場に知られない為の対応策

借金を放置していることで、家族や職場にそのことが知られるのではないかと不安を抱えている方もいるかもしれません。プライバシーを守りつつ問題を解決するためには、適切な方法を選ぶことが大切です。

ご自身でプライバシーを主張する

支払いがそれほど遅れていない場合や、債務整理を検討していない方は、債権者に「自宅や職場への連絡を避けていただけますか?」とお願いしてみるのも一つの手です。特に、電話番号の変更や郵便の送付を控えてほしいと頼むことで、効果を得られることがあります。

一方で、長期間の支払い滞納が続いており、消滅時効が成立している可能性がある場合は、債権者に連絡することで債務の承認をする危険があるため、連絡する前に弁護士や認定司法書士に相談することをお勧めします。また、時効が成立していないと判断し、現在支払いが困難な方は、借金問題に詳しい弁護士や認定司法書士に依頼することで、プライバシーが守られる可能性が高まります。

専門家を通じて交渉を進める

弁護士や認定司法書士に依頼することで、債権者との直接的なやり取りを回避できます。また、連絡が専門家に限定されるため、周囲に借金の問題が知られる可能性も低くなります。

差し押さえを回避する

差し押さえを受けると、ご家族や職場に債務があることが知られる危険性が高まります。このようなリスクを避けるためには、計画的な返済や早期の債務整理を行うことが望ましいです。

任意整理で対応する

債務整理の方法の一つである任意整理は、裁判所を通さずに行うことができるため、他の手段と比べて周囲に気づかれるリスクが最も低いです。このため、家族や職場に借金の問題を知られたくない方にとって、非常に有効な選択肢となります。一方、個人再生や自己破産は裁判所での手続きが必須ですが、適切な対策を講じることで周囲への影響を最小限に抑えることも可能です。

最後に

いかがでしたでしょうか?この記事では、「SMBCコンシューマーファイナンス株式会社とは」「SMBCコンシューマーファイナンスからくる督促の方法」「SMBCコンシューマーファイナンスから書類が届いた時の対処法」「SMBCコンシューマーファイナンスへの支払い不能時の危険性」「SMBCコンシューマーファイナンスからの請求で困ったときの解決法」「家族や職場に知られない為の対応策」など、詳しく解説してきました。

長期間未払いの借金は、取り扱いを誤ると深刻な影響を及ぼす可能性のある重要な問題です。特に注意が必要なのは、時効が成立している借金に対して誤って支払いを約束すると、その債務が新たな借金として復活してしまうことです。

このようなリスクを避け、適切な解決策を見つけるために、当事務所ではSMBCコンシューマーファイナンス株式会社(旧:プロミス・三洋信販・ポケットバンク・アットローン)からの通知を受けた方々を対象に無料相談を実施しています。法的手続きを希望される際は費用が発生しますが、ご事情に応じた分割払いなど柔軟に対応いたしますので、まずはお気軽に無料相談をご利用ください。